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子供を愛するあまり、大抵のラブソングが俺と子供の「愛のテーマ曲」に聞こえてくるという話

「子供が産まれると途端に涙もろくなる」という話は、みんな身近な人から聞いたことがあるんじゃないだろうか?

以前までの俺は、あまり関心もなく「ふーん」という味気ないリアクションを取っていたように思う。

 

しかし、実際自分に子供が産まれてみると、涙もろくなることが正解だったことに気が付く。

ニュースを見てもそう、まず感じ方が変わった。例えば、子供が交通事故で亡くなっていたり、殺人事件で子供が亡くなったなんて見聞きすると、今までとは全然違う受け取り方をしている自分に気が付く。

交通事故で子供を失った親の悲しみはいかばかりかと…悲しみを慮り…

理不尽な凶行で罪のない子供の命を奪った犯人に、とても強い憤りを感じたり…

 

反面、自分の子供でなくてよかったと思う…少し後ろめたい気持ちを持ちながら…

子供と一緒に生きて行けていること。これ自体がもう奇跡。

 

なるほど、これが守るべきものがあるという状態なんだとまたまた気が付く。

そうなると子供のために頑張っている人とか、そんな子供の関係する良い話なんかをテレビで見ると………まぁ、実際泣けてくるよ、マジで…

 

「愛」とはかくも偉大であるということを思い知る。

 

ここでやっとタイトルの話になるのだけれど、やはり自分の子供は可愛くてとても大事。世のお父さんたちは妻子を守るために、辛い仕事(若干、比喩的な表現ではあるが)に立ち向かっているのだけれど、俺が守ってあげなくちゃと、その困難に立ち向かいつつ頑張れる気持ちがわかるようになる。

子供を幸せにしてあげたい気持ちがありすぎて、世のラブソングが俺と子供の「愛のテーマ曲」に聞こえてくることがあるってことを言いたいわけだ。

 

君を守って 君を愛して / サンボマスター

「We are!!」ってな掛け声から、まるでヒーローが登場してくるかのようなイントロに続いていく。

冒頭の歌詞から察するに男女のラブソングであることは明らかなのだが、今からは俺と子供の愛のテーマとして聞いてほしい。

全編を通して、とても力強い印象を受けるこの曲のサビにこんな歌詞がある。

君のこと守るよ僕が 君を苦しめる全てのことから

他になにもできなくなっても 僕はかまわない

完璧には出来ないけれど でも絶対君を幸せにするよ

僕は誓うよどんな時でも 君を守るから

サンボマスターの歌詞には嘘が感じられない。作詞しているのはボーカルの山口隆氏。綺麗な言葉で飾っているわけでもなく、素直に感じたことを歌っているように思えて、勝手に好感を持っている。

…というかファンだし…好きだ……歌が…

 

特にこの歌詞なんかを聞くと、もう俺の頭の中では相手は子供、親から子に向けた無償の愛に他ならないと感じてしまう。

子を持つ親ならわかると思うが、子供の寝顔や屈託のない笑顔を見たりすると、自然と、そして素直にこいつを守ってやりたいなと思えてくるはず。

 

例えば、仮に、自分が今の時点で、特に不満もなく好きな仕事をしているとしよう。

だけど収入が少なくて親子3人が食べていくのでカツカツだ。お金がないことでいろんなことを子供に我慢させてしまうかもしれない…

仕事柄土日も休めないので、この先にあるであろう運動会などの大事なイベントにも参加できないかもしれない…

そうすれば考えることはひとつだ。土日休めて収入が多くなる所に転職するしかない。たとえそれが、今よりも好きではない仕事しかなくてもいいから…

 

これは仮の話なので、正解の答えもたくさんあるのはわかっているが、そんな風に思えることが親になるということかもしれないね…

親の無償の愛って自己犠牲が伴うんだと思う。だけどその自己犠牲の代わりに得られる子供からもらえる「幸せ」のほうが大きいんだろう。

 

最後にこんな歌詞が出てくる

奇跡なんか起こせないけど 君といることが僕の奇跡だよ

………泣いた。

 

というわけで、この「君を守って 君を愛して」は俺と子供の愛のテーマにさせてもらったよ、山口さん。ありがとうね。

 

帰り道なんかにイヤホンつけて歩きながら聞いてると、自然と風を切って前へ前へと進んで行っているような感覚になる自分がいる。

 

これから先の人生、妻と子供を守るために精一杯がんばろうってね。

 

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