こういう良いカバー曲を知るべきだ。「にじ / つるの剛士」を聞く【童謡】
カバー曲というものが、最近星の数ほど多く、この世の中にはびこっている。
そんなカバー曲の大半が、なんとなく個人的な意見だが、商業的なコンセプトで作られたようなものばかり。有名曲をカバーしては、なんとなく売れ…って感じな気がする。
(実際どうかはわからないが、私はそう感じる…ということ)
心がないカバーが多くて、正直、残念な気持ちでいっぱいだ。
カバーの醍醐味って、こんないい曲があるのに、知らないなんてもったいない、折角だからみんなに聞いてほしい!っていうのが正常なカバーの流れではないだろうか?
それがきっかけでみんなに改めてオリジナル楽曲が再評価されていく。
それなのに、誰でも知ってる、そんなに有名な曲をあなたが歌って、どうしたいの?
って感じてしまう…特にアレンジもほぼそのままのカバーとか、絶対にオリジナルを越えられるわけがないのに…
歌上手いねって言ってほしいのか?単純にお金がほしいのか?一発目にカバー出して、アーティストとしての知名度がほしいのか?
……どうしても打算的なカバーなんだろうなって感じてしまう。
そんな中で久々に良いカバー曲に出会えた。それがこの曲だ。
「にじ / つるの剛士」
やさしいね。本当にやさしい曲だね。
みんなどこかで聞いた事のある童謡をカバーしているのが、また良いところ。程よいバンドサウンドで、上手く昇華されている。
つるの剛士の歌声も非常に合っていて、少しノスタルジックな感じが、味があって良い。サビの盛り上がりなんかは本当に虹がかかっている情景が思い浮かんでしまうほど。
カバーのきっかけとしては、つるのが娘と風呂に入っているときに、幼稚園で習った「にじ」を歌っているのを聴き感動したんだそう。
そんなエピソードもほっこりで、自分の子供と一緒に歌いたいなー、とさえ思わせてくれる。
はじめて聞いた時「あ、いい曲だなぁ」って懐かしさとともに素直に心に入ってきた。
ぜひいろんな人(特に30代ぐらいの親世代)に聞いてほしい曲。
「にじ / つるの剛士」PV
「にじ」の入っているアルバム
このアルバム「にじ」だけではなく、 私は4曲目の「ケンカのあとは」が自分的に懐かしの曲で、うちの奥さんも同じだったようで、産まれたばかりの子供に歌って聞かせたりしていた曲だった。
そんなこんなもあって、親子で楽しませてもらっている。